篠塚 大登さん(令和4年 普通科卒業)2025-26
【篠塚大登さんプロフィール】
愛知県東海市出身。戦型:左シェーク裏裏のオールラウンド攻撃型。高校教師の父が卓球部顧問になったことをきっかけに、5歳から近所の卓球クラブで卓球を始める。小学校1年生で名門・卓伸クラブに入り、全日本レベルの選手へ成長。愛知工業大学附属中学校、愛知工業大学名電高校を卒業し、現在は愛知工業大学 経営学部 経営学科スポーツマネジメント専攻4年。
祝・世界卓球2025ダブルス優勝
2025年5月、篠塚選手は世界卓球の男子ダブルスで日本勢として64年ぶりの金メダルを獲得しました。愛工大の練習場で取材を行いました。
フィジカル鍛え欧州へ
広報委員会(以下、広報):2025年は大活躍でした。
篠塚選手(以下、篠塚):ありがとうございます。
広報:昨年と比べて体がたくましく、一回り大きく感じます。世界王者の風格でしょうか。
篠塚:いえいえ(笑)。最近はウエイトトレーニングを週2回くらい重点的に行っています。パワー負けしない筋力を養う意識で取り組んでいますね。
広報:昨年はTリーグの沖縄「琉球アスティーダ」でチーム初優勝に貢献した後1シーズンで退団し、今はドイツ・ブンデスリーガで戦っているとか。
篠塚:はい。ドイツには欧州のトップ選手が集まっています。上を目指すための挑戦です。

「二人で金メダルを取ろう」
広報:世界卓球について聞かせてください。
篠塚:五輪で悔しい思いをしたので、この大会ではメダルを目指して臨みました。シングルスでは敗れましたが、ダブルスでは気持ちを切り替え戦いました。相手は強豪ばかりでしたが、事前の組み合わせを見たときに、コーチと戸上(隼輔選手)さんと3人で「ダブルスが一番メダルのチャンスがあるよね」と話していました。
広報:3回戦のシンガポール戦に競り勝って、準々決勝ではエジプトに勝利。ベスト4に進みました。
篠塚:ここで準決勝のフランスが棄権となり、運にも恵まれました。
広報:決勝の相手は優勝候補の中国、フランスを破った、中華台北のペアでした。
篠塚:このチャンスを逃したら次は無いと思って、戸上さんに「二人で金メダルを取ろう」と話して必死にプレーしました。対戦相手の動画は試合前に見て対策はしていましたが、それはお互い様です。その上で、試合の中でどう対応していくかが大事です。
広報:メンタル面で重視したことはあるでしょうか。 篠塚:迷わないように心がけていました。以前は、競っている時に迷うことがありましたが、自分が強気で戦いきることができれば、勝機はあると思って臨みました。劣勢でもマイナス思考にならず冷静に相手の弱い所を見つけて攻めることができました。

世界卓球での表彰式。左が篠塚選手、右は戸上選手。
(Photo by NurPhoto/Getty Images)
64年ぶりの金メダル
広報:大接戦を制して日本人選手としては実に64年ぶりの優勝でした。
篠塚:コーチやスタッフの皆さん、選手たちからのサポートがあってのことです。感謝ですね。
広報:さらに12月の混合団体ワールドカップ2025にも出場し、団体銀メダル。これからは、追われる立場ですね。
篠塚:シングルスでは上位に行けていませんし、若い選手も多くなり、まだまだ挑戦者の立場です。

「強気で戦うことができれば、勝機はある」と語る(愛工大小体育館にて)
広報:今後の目標を教えてください。
篠塚:今は世界ランキング28位くらいに上りましたが、今年は20位以内が目標です。今後とも応援をよろしくお願い致します。
広報:篠塚選手、本日はありがとうございました。
【文責・広報委員会】
主な戦績
2013年 全日本卓球選手権大会カブの部男子シングルス2位
2015年 全日本卓球選手権大会ホープスの部男子シングルス3位
2017年 JOCジュニアオリンピック全日本選手権大会
カデットの部男子ダブルス優勝、14歳以下シングルス優勝
2019年 インターハイ学校対抗優勝、男子シングルス2位
2021年 全日本卓球選手権大会ジュニアの部男子シングルス3位
世界ユース卓球選手権大会U-19混合ダブルス優勝
2022年 全日本卓球選手権大会(団体の部)優勝
2023年 全日本卓球選手権大会男子シングルス2位
アジア卓球選手権大会男子ダブルスベスト8
2024年 全日本卓球選手権大会混合ダブルス優勝、男子シングルス3位
世界卓球選手権大会(団体の部)ベスト8
2024年 パリ2024オリンピック競技大会団体4位
2025年 全日本卓球選手権大会 男子シングルス2位
世界卓球2025ドーハ
男子ダブルス優勝(篠塚大登/戸上隼輔ペア)、混合団体ワールドカップ2025準優勝
2026年 全日本卓球選手権大会男子シングルス2位、男子ダブルス優勝(篠塚大登/谷垣佑真ペア)